早期退職関連

平均寿命と健康寿命は違う!健康寿命を意識した退職後の生活設計:50代から始めるセカンドライフ準備

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やまのうえのたぬき

「希望退職制度」とは名ばかりの“事実上の肩たたき”。
それをどう受け止め、どう選択していくかは、自分次第。
今まさに悩んでいる誰かに届けられたら——そんな思いで書いています。

📌39歳で退職勧奨を受けた化学系エンジニア、グラフ大好き
📌ブログとnoteで「辞めた人」の目線から発信中

「定年まであと10年……でも、もう会社にしがみつくのはしんどい」
「早期退職して、少しでも自由な時間を増やしたい」

そんな思いで希望退職やセカンドライフを考え始めた方にこそ、知っておいてほしいのが健康寿命の話です。
人生100年時代とはいえ、本当に元気で自由に動ける時間はそれほど長くありません。

この記事では日本人の平均寿命と健康寿命の差についてと、退職後に長く健康でいるためにすべきことについて、詳しく解説していきます。

健康寿命と平均寿命は何が違う?

平均寿命と健康寿命の違い

厚生労働省によると、健康寿命とは「日常生活に制限のない期間」のこと。
一方で平均寿命は「生きている年数」です。

男性女性
平均寿命81.4歳87.5歳
健康寿命72.7歳75.4歳
平均との差約8.7年約12.1年
平均寿命と健康寿命の差

なんとなく「老後は孫と遊んで、たまには旅行に行って…」と考えているかもしれませんが、実際にそんなふうに自由に動ける時間は定年後10年あるかどうか

それも平均値であって、もしかしたらもっと早くに病気になったり事故にあう可能性を考えると、ミドル世代が自由に動ける時間というのは実は思っているより少ないのかもしれません。

生存率から見る「老後」のイメージ

厚生労働省の令和4年簡易生命表によると、年齢ごとの生存率は以下の通りです。

年齢男性の生存率女性の生存率
65歳まで89.6%94.4%
75歳まで75.3%87.9%
90歳まで25.5%49.8%

特に女性は長生きする傾向がありますが、健康寿命とセットで見ると「長生き=元気に過ごせる」とは限らないのです。

早期退職を後悔しないために:健康寿命を意識した人生設計を

40代・50代で早期退職を選ぶなら、「自由な時間をどう使うか」だけでなく「健康なうちに何をするか」を一緒に考えておきたいところです。
セカンドライフを充実させるためには、まず退職後の目標設定が必要です。

セカンドライフの目標を持つ

退職後は「のんびり」も良いですが、「何をしたいか」をはっきりさせておくと日々に張りが出ます

  • 旅行や趣味、映画や読書
  • 家族との時間
  • 資格取得や学び直し

心身共に豊かな日常というのは、健康寿命を延ばす上で非常に重要です。
社会参加や新しい活動を取り入れることで、心の健康寿命も確保できます。

資金計画もセットで考える

平均寿命と健康寿命の差を考えると、老後には医療費や介護費が発生する可能性が高くなります。

  • 元気なうちにできることを楽しむ
  • 万一に備えてお金を残しておく

両方のバランスをとるためにも、退職前に資金計画を見直しておくことが大切です。

老後資金の見直しや経済的不安の軽減は、精神的な安定にもつながります。
1人では難しい場合は、FPなど専門家に相談してみるのもアリです。

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ゆるく働いて社会的つながり持つのもアリ

「退職したら一切働かない」と決めつける必要はありません。

ダイヤ高齢社会研究財団の2017年「定年前後の就業に関する意識と実態」を見てみましょう。
この調査では定年後も働いている60代男性に、定年後も働く理由について聞いています。

「日々の生活維持のため」が1位ですが、「生きがい」や「健康」、「社会的なつながり」も重視されていることが分かります。
特に60代後半になると、60代前半に比べて社会的なつながりや健康を意識した項目の割合が高くなります。

老後も積極的に社会参加し、周囲とのつながりを保つことは、精神的な健康を保つためにも重要です。
ゆるくでも働き続けるということは、健康寿命を延ばしつつ、経済的な安定や社会的なつながりを得られるのでおすすめです。

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健康寿命を延ばすための具体的な方法

健康寿命の重要性

健康寿命の延長は、定年退職後の生活の質を大きく左右します。
厚生労働省の調査によると、老後に感じる不安の1位は健康上の問題であり、健康寿命の延伸が老後の不安解消に重要な役割を果たします。

健康寿命が短ければ、身体の不調や介護が必要な状態で過ごすリスクが高まります。
対策としては、適度な運動、バランスの取れた食事、質の良い睡眠といった日常の健康習慣、定期的な健康診断と予防医療が挙げられます。

適度な運動の導入

健康寿命を延ばすためには、適度な運動が欠かせません。
老後の健康や体力維持を考えると、運動習慣をつけることは非常に重要です。

ウォーキングやストレッチ、軽い筋トレなど、日常に無理のない運動を取り入れることで、加齢による筋力低下を予防できます。

バランスの取れた食事

健康寿命を延ばすには、バランスの取れた食事も重要です。
消化吸収力が落ちるシニア世代こそ、食事の質が大切です。

野菜、魚、良質なタンパク質など、栄養バランスの取れた食事は免疫力や体力維持の基本です。

定期的な健康診断と予防医療

定年退職後も健康を維持するためには、定期的な健康診断と予防医療が欠かせません。
早期発見・早期治療は健康寿命を延ばすうえで最も効果的です。

特に50代以降は身体にさまざまな変化が現れるため、定期的なチェックが必要です。
予防接種や適切な医療を活用することで、健康寿命をより長く保つことができ、豊かな老後を過ごせるでしょう。

社会とのつながりを持つ

社会とのつながりを持つことは、心の健康を保つために非常に重要です。
地域のボランティア活動や趣味のサークルなどに参加することで、社会的な交流をもちながら、充実した老後を送ることが可能になります。

まとめ:健康寿命を見据えて、今できる準備を

早期退職を考え始める40代・50代というのは、健康寿命を見直すにも非常に良いタイミングです。
健康寿命を意識して今から準備を進めることで、将来の不安をぐっと軽くできます。

  • 平均寿命と健康寿命には約8〜12年の差
  • 自由に動ける時間には限りがある
  • 健康を維持しながら、資金計画や社会とのつながりを保つことが重要

早期退職を前向きな選択にするために、健康寿命を意識した準備を始めましょう。







 




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