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平均寿命と健康寿命は違う!退職後の未来を見据えて健康生活にシフトしよう

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人生100年といわれるようになって大分経ちますが、自分の意思で自由に動き回れる期間というのは案外長くはありません。
老後の生活設計を考える際、多くの人が感じる最大の不安は健康上の問題です。
健康寿命、つまり日常生活に制限なく生活できる期間を延ばすことが、老後の生活の質を高めるためには不可欠です。

この記事では日本人の平均寿命と健康寿命の差についてと、退職後に長く健康でいるためにすべきことについて、詳しく解説していきます。

健康寿命とは死亡率

平均寿命と健康寿命の違い

健康寿命とは、厚労省の資料によれば「日常生活に制限のない期間」のことです。
自分の意思で自由に動き回れる生活が何歳まで可能であるかということですね。
一方、平均寿命は単純に人が生存する平均年数です。

2019年のデータでは、日本人男性の平均寿命は81.4歳、女性は87.5歳です。
それに対して健康寿命は男性が72.7歳、女性が75.4歳、平均寿命との差は約8年あり、その間は不自由な生活を余儀なくされることが多いのです。
なんとなく「老後は孫と遊んで、たまには旅行に行って…」と考えているかもしれませんが、実際にそんなふうに自由に動ける時間は定年後15年あるかどうか。
それも平均値であって、もしかしたらもっと早くに病気になったり事故にあう可能性を考えると、ミドル世代が自由に動ける時間というのは実は思っているより少ないのかもしれません。

死亡率

死亡率というのは、ある集団に属する人のうち、一定期間中に死亡した人数の割合です。
通常、死亡者の割合は年齢とともに上昇していきます。

厚生労働省の令和4年簡易生命表によると、男女それぞれ 10 万人の出生に対して 65 歳の生存数は、男 89,573 人、女 94,362 人です。
つまり、 65 歳まで生存する者の割合が男は 89.6%、女は 94.4%でであることを示しています。
同様に、75 歳まで生存する者の割合は男 75.3%、女 87.9%、90 歳まで生存する者の割合は男 25.5%、女 49.8%となっています。
先ほどの健康寿命と掛け合わせて考えると、定年後に健康な状態で年を重ねていくというのは案外難しいのかもしれません。

健康寿命を意識した老後生活の設計

退職後の目標設定

50代に差し掛かると、定年退職までの年数やその後の人生の計画について考え始める人が多いです。
定年退職後は、新たなステージとしてセカンドライフが待っています。
この期間を充実させるためには、まず退職後の目標設定が必要です。
定年後に楽しめることとして、旅行、映画やドラマの鑑賞、趣味に打ち込むことなどが挙げられます。
これらのアクティビティは、単なる楽しみだけでなく、健康寿命を延ばす上で非常に重要です。
社会参加や新しい活動を取り入れることで、心の健康寿命も確保できます。

資金計画と経済的準備

退職後の生活を安定させるためには、資金計画と経済的準備が不可欠です。
日本人の平均寿命と健康寿命には差があり、その間の約8年間は不自由な生活を強いられる可能性があります。
身体がうまく動かなくなってきたときでも安心して生活できるよう、必要となる医療費や生活費をしっかりと見積もる必要があります。
貯蓄の見直しはもちろん、体力づくりや生きがいの確保も大切です。
退職後の資金計画を立てる際には、老後資金の準備や経済的不安を軽減するための具体的なプランを考えましょう。

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ゆるく働いて社会的つながりを得ることも考えてみる

退職後の収入の減少や、老後資金の不足に対する経済的不安と精神的な健康を保つ方法として、パートなどの非正規雇用でゆるく働くという方法もあります。

ダイヤ高齢社会研究財団の2017年「定年前後の就業に関する意識と実態」を見てみましょう。
この調査では定年後も働いている60代男性に、定年後も働く理由について聞いています。
「日々の生活維持のため」が1位ですが、「生きがい」や「健康」、「社会的なつながり」も重視されていることが分かります。
特に60代後半になると、60代前半に比べて社会的なつながりや健康を意識した項目の割合が高くなります。
老後も積極的に社会参加し、周囲とのつながりを保つことは、精神的な健康を保つためにも重要です。
ゆるくでも働き続けるということは、健康寿命を延ばしつつ、経済的な安定や社会的なつながりを得られるのでおススメです。

  

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健康寿命を延ばすための具体的な方法

健康寿命の重要性

健康寿命の延長は、定年退職後の生活の質を大きく左右します。
厚生労働省の調査によると、老後に不安を感じる人の1位は健康上の問題であり、健康寿命の延伸が老後の不安解消に重要な役割を果たします
定年退職を控える50代の方々にとって、未来を見据えた準備として健康寿命を意識することは欠かせません。
健康寿命が短ければ、身体の不調や介護が必要な状態で過ごすリスクが高まります。
対策としては、適度な運動、バランスの取れた食事、質の良い睡眠といった日常の健康習慣、定期的な健康診断と予防医療が挙げられます。

また身体的な健康だけでなく、メンタル面での健康維持も大切です。
適度な運動によるリフレッシュや、地域や趣味の仲間との交流はメンタルを健康に保つ上で重要です。

こうした取り組みを日常生活に取り入れることで、健康寿命を延ばし、充実したセカンドライフを送ることが可能になります。

適度な運動の導入

健康寿命を延ばすためには、適度な運動が欠かせません。
老後の健康や体力維持を考えると、運動習慣をつけることは非常に重要です。
運動によってフレイルやロコモーションシンドローム、サルコペニアといった加齢による身体の変化を防ぐことができます。
ウォーキングや軽いジョギング、ストレッチなど、毎日少しずつでも体を動かすことが大切です。

バランスの取れた食事

健康寿命を延ばすには、バランスの取れた食事も重要です。
退職後の豊かな生活を考えると、心身ともに健康でいるための栄養は欠かせません。
特に高齢になると、消化吸収機能が低下することが多いので、栄養価の高い食事を心がけることが求められます。
野菜や果物、魚、良質なタンパク質を多く含む食事を摂ることで、体力づくりに役立ちます。

定期的な健康診断と予防医療

定年退職後も健康を維持するためには、定期的な健康診断と予防医療が欠かせません。
健康診断によって早期発見・早期治療が可能になり、大きな病気の予防につながります。
特に50代以降は身体にさまざまな変化が現れるため、定期的なチェックが必要です。
予防接種や適切な医療を活用することで、健康寿命をより長く保つことができ、豊かな老後を過ごせるでしょう。

社会とのつながりを持つ

社会とのつながりを持つことは、心の健康を保つために非常に重要です。
地域のボランティア活動や趣味のサークルなどに参加することで、社会的な交流をもちながら、充実した老後を送ることが可能になります。

まとめ

50代になると、定年退職まであと何年と数え始める方が多く、人生の残り時間にも意識が向くようになります。
これは、健康寿命を見直す非常に良いタイミングです。
定年退職後も充実したセカンドライフを送るためには、健康寿命を延ばすことが重要です。


日本人の平均寿命は男性が81.4歳、女性が87.5歳とされていますが、健康寿命はこれより約8年短く、男性が72.7歳、女性が75.4歳です。
この約8年間は不自由な生活を強いられる可能性があり、それをうまく乗り切るためにも退職前から健康寿命を見据えた準備が必要です。


適度な運動やバランスの取れた食事、定期的な健康診断と予防医療は健康寿命を延ばすための基本の対策です。
心の健康寿命も大切ですので、退職後も社会参加や趣味の活動を通じて心身ともに健康を維持するようにしましょう。

また、退職後の生活を見据えた資金計画や経済的な準備も欠かせません。
老後資金の準備や貯蓄の見直しを行い、経済的な不安を減らすことで、心の安定を図ることができます。

退職後の目標設定も忘れずに行い、生きがいを持って毎日を過ごすことで、より充実感のある生活ができるでしょう。

 

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