2025/7/11：ウシオ電機の希望退職者募集結果　238名が応募　2017年以来2度目の募集

ウシオ電機のセカンドライフ支援制度の内容

東証プライム上場の光学装置メーカー・ウシオ電機は、2月7日付で公表していたセカンドライフ支援制度を拡充した特別募集に238名が応募したことを明らかにした。
対象となったのは、勤続3年以上かつ満56歳以上の社員。
今回のセカンドライフ支援制度実施に伴う特別退職一時金などの費用として、2025年3月期と2026年3月期において合わせて約41億6,000万円の特別損失を計上予定。

ウシオ電機は24年5月に策定した長期ビジョンで、30年度までに自己資本利益率（ROE）を前期の4.5%から、12%以上に引き上げる目標を掲げている。
また、成長領域と位置づける半導体事業の人員を現在の3〜4割から5割超に増やす予定。

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• 238名が応募、1人あたりの割増退職金および再就職支援費用は約1,748万円
• ウシオ電機の人員削減は2017年2月以来2度目

過去の希望退職データ

ウシオ電機は2017年2月にも希望退職を募集しています。
その時の優遇条件は下記の通り。

• 退職時に通常の退職金に加え特別優遇加算金を支給
• 希望者には人材紹介会社による再就職支援を行う

この時の募集では、109名が応募し、約15億円を特別損失として計上しています。

この費用の中には再就職支援会社の利用料（50～100万円程度）なども含まれます。
また、年齢やランクなどによる支給額の差もあるため、実際に退職者が手にした割増退職金の額とは違いがある点、注意が必要です。

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ウシオ電機の企業情報

東証プライム上場の光学装置メーカーで、産業用光源をはじめとした光応用製品ならびに産業機械を手掛ける。
産業用ランプで世界首位。
液晶・半導体向け光学装置に加え、シネマ用映像装置などにも強み。