双葉電子工業の早期退職の内容
📅 このニュースは2023年8月4日に発表されました。
東証プライム上場の電子部品メーカー・双葉電子工業は、6月9日付で公表していた特別転進支援制度に116名が応募したことを明らかにした。対象となったのは、勤続10年以上かつ50歳以上の従業員。
今回の人員削減に伴う退職加算金などの費用として、約 10 億円を特別損失に計上予定。
双葉電子工業では2020年3月期以降、4年連続で赤字が続いており厳しい状況。
今回の人員削減と同時に下記施策も実施している。
- 明石精機工場の閉鎖
- 有機ELディスプレイの国内生産撤退し
- 双葉モバイルディスプレイ解散
対象者 | 2023年9月 30 日現在で勤続10 年以上かつ満年齢 50 歳以上の 従業員 (事業の再編・事業所の廃止の対象となるセンターは、対象を拡大する) |
募集人数 | 100 名程度 |
応募人数 | 116名 1人あたりの割増退職金および再就職支援費用は約862万円 |
募集期間 | 2023年7月3日から2023年8月3日まで |
退職日 | 2023年9月 30 日 |
優遇内容 | ①通常の退職金に加えて割増退職金を支給する。 ②希望者に対し再就職支援 サービスを付与する |
- 116名が応募、1人あたりの割増退職金および再就職支援費用は約862万円
- 2020年3月期以降、4年連続で赤字
- 明石精機工場の閉鎖、有機ELディスプレイの国内生産撤退なども実施中
過去の早期退職データ
双葉電子工業では、2013年にも早期退職者を募集しています。
この時の早期退職では213名が応募し、約28億円を特別損失として計上しています。
募集人数 | 応募人数 | 1人当たり費用 | 募集範囲 | |
---|---|---|---|---|
2013年2月 | 150名 | 213名 | 1,315万円 | 勤続10年以上かつ満40歳以上60歳未満の正社員 |
2023年7月 | 100名 | 116名 | 862万円 | 勤続10 年以上かつ満年齢 50 歳以上の 従業員 |
この費用の中には再就職支援会社の利用料(50~100万円程度)なども含まれます。
また、年齢やランクなどによる支給額の差もあるため、実際に退職者が手にした割増退職金の額とは違いがある点、注意が必要です。
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双葉電子工業の企業情報
東証プライム上場の電子部品、ラジコンメーカー。
かつては蛍光表示管および蛍光表示管モジュール事業も展開していたが、2021年に撤退。
企業名 | 双葉電子工業株式会社 |
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本社所在地 | 千葉県茂原市大芝629 |
業種分類 | 電気機器 |
設立年月日 | 1948年2月3日 |
市場名 | 東証プライム 【6986】 |
従業員数(単独) | 688人 |
従業員数(連結) | 2,534人 |
平均年齢 | 43.7歳 |
平均年収 | 5,840千円 |
※企業情報は2025年3月時点の四季報データを掲載しています。