筆者が在籍していた企業には労働組合がありませんでした。そのため、希望退職の実施時に社員全体で声をあげて反発したり、交渉したりすることはできず、退職を迫られた人は泣く泣く辞めていくことしかできませんでした。労働組合がない場合、会社の一方的な決定に対する異議申し立てが難しくなることから、労働者の権利が守られにくくなるといった課題が生じます。この記事では、労働組合の役割と、希望退職実施時の労働組合の働き、もし労働組合がない場合の相談先について、詳しく解説していきます。 労働組合の役割 労働組合の団体交渉権の意義 ...