オリジンの希望退職の内容
📅 このニュースは2025年11月27日に発表されました。
産業用電源機器製造のオリジン(旧:オリジン電気)は、10月14日付で公表していた希望退職者の募集に16名が応募したことを明らかにした。
対象となったのは、メカトロニクス事業部、半導体デバイス部、管理系部門に所属の満 40 歳以上かつ勤続 10 年以上の社員及び再雇用者。
オリジンは、EV・半導体不況による業績悪化で3期連続赤字見込み。
EV 普及の停滞及び半導体メーカーの設備投資抑制の影響などが、主にメカトロニクス事業及びエレクトロニクス事業の販売不
振の原因となっている。
2027年3月期の黒字化を最優先に、全社で利益体質を再構築するための緊急経営改革の一環として、本施策の実施に至った。
緊急経営改革の具体的な施策
- 希望退職制度を実施
- 半導体デバイス事業を統合し効率化
- 役員報酬・賞与を削減
なお、オリジンの希望退職者募集は2020年(14名が応募)以来となる。
| 対象部門 | メカトロニクス事業部、半導体デバイス部、管理系部門 |
| 対象者 | 2025 年 4 月 1 日現在で満 40 歳以上かつ勤続 10 年以上の社員及び再雇用者で会社が認めた者 |
| 募集人数 | 30 名程度 |
| 応募人数 | 16名 1人あたりの割増退職金および再就職支援費用は約1,125万円 |
| 募集期間 | 2025 年 10 月 31 日~11 月 7 日(予定) |
| 退職日 | 2026 年 1 月 15 日(予定) |
| 優遇内容 | ー |
オリジンの直近の業績
オリジンの2026年3月期中間決算は、売上高127億2千100万円(前年同期比9.4%減)、営業損失7億5千400万円と業績が悪化している。
特にメカトロニクス事業とエレクトロニクス事業で販売不振が響いた結果となった。
また、希望退職募集結果と同時に発表された26年3月期の連結最終損益では、従来予想の18億円の赤字→19.8億円の赤字に下方修正し、赤字幅が拡大する見通し。
この赤字幅拡大については、希望退職の募集に伴い発生する特別加算金等1.8億円の特別損失を理由としている。
緊急経営改革の方針
- コンポーネント/ケミトロニクス:販路拡大で収益強化
- エレクトロニクス:収益の安定化
- メカトロニクス:収益改善・不採算分野撤退(中国撤退・朝霞開発センター閉鎖)
まとめ:オリジンの希望退職
- 希望退職に16名が応募、1人あたりの割増退職金および再就職支援費用は約1,125万円
- メカトロニクス事業部、半導体デバイス部、管理系部門に所属の満 40 歳以上かつ勤続 10 年以上の社員及び再雇用者が対象
- 希望退職者募集は2020年(14名が応募)以来
- EV・半導体不況による業績悪化で3期連続赤字見込み
過去の希望退職データ
オリジンは、2020年にも希望退職者を募集しています。
その時の優遇条件は下記の通り。
- 希望退職者に対し、所定の退職金に加え、特別加算金を支給する。
この時の希望退職では14名が応募し、特別退職金1億9700万円が計上されています。
| 募集人数 | 応募人数 | 1人当たり費用 | 募集範囲 | |
|---|---|---|---|---|
| 2020年10月 | 定めなし | 14名 | 1,407万円 | 45歳以上かつ勤続 10年以上の社員及び再雇用者 |
| 2025年10月 | 30名 | 16名 | 1,125万円 | ・メカトロニクス事業部、半導体デバイス部、管理系部門 ・40歳以上かつ勤続 10年以上の社員及び再雇用者 |
この費用の中には再就職支援会社の利用料(50~100万円程度)なども含まれます。
また、年齢やランクなどによる支給額の差もあるため、実際に退職者が手にした割増退職金の額とは違いがある点、注意が必要です。
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オリジンの企業情報
東証スタンダード上場の電気機器メーカー。
電源機器、半導体デバイス、精密機構部品、システム機器及び合成樹脂塗料の製造販売などを手掛ける。
海外売上比率が高い。
| 企業名 | 株式会社オリジン |
|---|---|
| 本社所在地 | 埼玉県さいたま市桜区栄和3-3-27 |
| 業種分類 | 電気機器 |
| 設立年月日 | 1938年5月1日 |
| 市場名 | 東証スタンダード【6513】 |
| 従業員数(単独) | 603人 |
| 従業員数(連結) | 1,033人 |
| 平均年齢 | 46.5歳 |
| 平均年収 | 6,870千円 |
※企業情報は2025年3月時点の四季報データを掲載しています。




