藤久の希望退職の内容
📅 このニュースは2023年12月18日に発表されました。
東証スタンダード上場の手芸品販売・ジャパンクラフトホールディングス(旧:藤久ホールディングス)は、10月30日付で公表していた希望退職者の募集に91名が応募したことを明らかにした。
対象となったのは中核子会社・藤久の正社員。
今回の希望退職に伴う特別支援金などの費用として、1億4,600万円の特別損失を計上予定。
ジャパンクラフトホールディングスは、黒字体質の確立を目指し、不採算店舗の閉鎖やEC再編、BtoB事業拡充など抜本的な収益構造改革を進めている。
手芸人口の減少や100円ショップ・専門ECとの競合が激化する中、店舗網を再構築し、楽天モール中心のEC強化へシフト。
今回の希望退職も人員の最適配置とコスト削減を目的としたもので、本社管理部門を含めた全社的な人員体制の見直しも併せて実施されている。
▶︎ 藤久の発表内容を確認する
対象者 | 藤久株式会社の正社員 |
募集人数 | 90 名程度 |
応募人数 | 91名 1人あたりの割増退職金および再就職支援費用は約160万円 |
募集期間 | 2023 年 11 月1日~2023 年 11 月 30 日 |
退職日 | 2024 年 1 月 15 日 |
優遇内容 | ・特別支援金の支給 ・希望者に対して再就職支援会社を通じた再就職支援 |
- 91名が応募、1人あたりの割増退職金および再就職支援費用は約160万円
- 市場減少を受けて、不採算店舗の閉鎖やEC再編、BtoB事業拡充など抜本的な収益構造改革を推進中
- 藤久の希望退職者募集は2019年11月以来、4年ぶり
過去の希望退職データ
藤久は2019年にも希望退職者を募集しています。
その時の優遇条件は今回同様、下記の通り。
- 特別支援金の支給
- 希望者に対して再就職支援会社を通じた再就職支援
この時の希望退職では30名が応募し、1億300万円を特別損失として計上しています。
募集人数 | 応募人数 | 1人当たり費用 | 募集範囲 | |
---|---|---|---|---|
2019年11月 | 30名 | 30名 | 343万円 | 45 才以上かつ勤続10年以上の社員 |
2023年11月 | 90名 | 91名 | 160万円 | 正社員 |

うちの近くのトーカイも閉店しましたし、手芸関連はコロナ禍以降ずっと逆風が続いていますね…
この費用の中には再就職支援会社の利用料(50~100万円程度)なども含まれます。
また、年齢やランクなどによる支給額の差もあるため、実際に退職者が手にした割増退職金の額とは違いがある点、注意が必要です。
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ジャパンクラフトホールディングスの企業情報
手芸・ソーイング用品・編み物毛糸などを取り扱う「クラフトハートトーカイ」などを運営。
2022年に現在の称号に変更、2023年に東証プライムから東証スタンダードに市場変更した。
企業名 | ジャパンクラフトホールディングス株式会社 |
---|---|
本社所在地 | 愛知県名古屋市名東区高社1-210 |
業種分類 | 小売業 |
設立年月日 | 2022年1月4日 |
市場名 | 東証スタンダード、名証プレミア 【7135】 |
従業員数(単独) | ー |
従業員数(連結) | 277人 |
平均年齢 | ー |
平均年収 | ー |
※企業情報は2025年3月時点の四季報データを掲載しています。