早期退職後に個人事業主として一歩を踏み出した方にとって、最大の不安要素の一つが「確定申告」ですよね。
会社員時代は会社任せだった税金の手続きを、これからは自分で行わなければなりません。
数ある会計ソフトの中で、なぜ多くの新米個人事業主が「やよい」を選ぶのか。
この記事では、早期退職後に個人事業主として初めて青色申告をした立場から、
- やよいの青色申告を実際に使って感じたメリット・デメリット
- 「やよいは使いにくい」と言われる理由の正体
を、忖度なしで正直にレビューします。
会社員から個人事業主へ。最初の壁は「確定申告」
早期退職して個人事業を始めると、意外と早く直面するのが帳簿付けの問題です。
「複式簿記?」「青色申告決算書?」と聞き慣れない言葉に頭を抱える前に検討したいのが、クラウド会計ソフトの導入です。
筆者が数あるソフトの中から、やよいの青色申告を選んだ最大の理由は、「圧倒的なシェアによる安心感」と「初年度無料という破格のキャンペーン」でした。
やよいの青色申告 オンラインとは?
やよいの青色申告は、弥生株式会社が提供するクラウド型会計ソフトです。
やよいの青色申告の特徴
- 簿記の知識がなくてもOK
- PC・スマホから操作可能
- e-Tax対応でオンライン申告が可能
- 初年度無料プランあり
「退職後、できるだけお金をかけずに始めたい」
そんな人にとって、この初年度無料はかなり魅力的です✨
やよいのソフトは有名なので、税理士事務所ともスムーズにやりとりできるのもメリットです。
なぜ「やよい」が選ばれる? 業界トップシェアの信頼性
株式会社MM総研のクラウド会計ソフトの利用状況調査(2025年)によると、クラウド会計ソフトを使っている人は全体の約38%。
そのうち約55%の人が、「やよいの青色申告 オンライン」または「やよいの白色申告 オンライン」を利用しています。
弥生が選ばれる理由
- 老舗・信頼性
業界トップクラスのシェアを持ち、サポート体制も充実
- プランの自由度
機能・サポート内容によって選べる3プラン
- 料金体系の安さ
初年度無料など、コストを抑えられるプランがある
私も初年度無料と年額料金の安さに惹かれて契約しました。
セルフプランを利用中です。
やよいの青色申告のプランは3つを比較
やよいの青色申告 オンラインには3つのプランがありますが、初心者へのイチオシは「ベーシックプラン」です。
| 年額料金(税抜き) | 確定申告書の作成・e-Tax | 仕訳・記帳の自動化 | 消費税申告 (インボイス対応) | 電子帳簿保存法 | サポート | |
|---|---|---|---|---|---|---|
| セルフプラン | 10,300円 | WEB FAQのみ | ||||
| ベーシックプラン | 17,250円 | 操作サポート | ||||
| トータルプラン | 30,000円 | 操作サポート 仕訳・業務相談 |
使える機能はどのプランでも同じです。
料金の違いは、サポートの手厚さによる違いです。
👉 公式サイトでプランの違いを確認する
初年度はベーシックプランがおすすめ
退職後、「会計も申告も初めて」という人は多いはず。
確定申告が初めての人や、会計ソフトに慣れていない人は、電話サポートのある「ベーシックプラン」がおすすめです。
- 1年目:ベーシックで慣れる
- 2年目以降:セルフで固定費を下げる
更新月の1か月前に「サービス契約自動更新のお知らせ」が届くので、そのタイミングでセルフプランに変更すればOKです
正直どう?青色申告初心者が感じたデメリット3つ
初心者の多くが「やよいは使いにくい」と言う原因は、主に操作性や、他社ソフトと比較したときの「とっつきにくさ」にあります。
①専門用語が多く、最初は戸惑う

やよいの青色申告はクラウド型のアプリですが、デザインがちょっと古めです💦
簿記の「仕訳」という概念に慣れていないと、最初は戸惑いやすいです。
ただし、
- 会社員時代に経費精算や棚卸しをしていた
- Excelで家計簿をつけたことがある
というレベルの基礎があれば、すぐに操作には慣れます。
② スマホ完結は正直キツい。PC利用が無難
やよいの青色申告で使える公式アプリとして、以下2つがあります。
- 弥生 申告
- 弥生のレシート取込
スマホアプリはありますが、確定申告まで全部スマホはおすすめしません。
特にレシート取込の方は、あまり読み込み精度が良くありません。
せっかくスマホで取り込み・入力しても、パソコン版で修正が必要になる場合も多いです。
③ 請求書作成や給与計算ソフトは別途契約が必要
やよいの青色申告オンラインには、見積書・請求書・納品書の作成や給与計算の機能はありません。
確定申告以外の機能が欲しい場合は、別途契約が必要になってしまいます。
- クラウド請求管理サービス Misoca
見積書・請求書・納品書作成・管理が可能
請求書作成枚数が月10枚まで無料、月11枚以上は年額8,800円~ - 弥生給与 Next
勤怠管理・給与計算・年末調整・労務管理に対応
給与計算メインなら年額9,000円~
少人数事業なら問題なしですが、「請求書を大量に出す」「従業員を雇う」なら、マネーフォワード確定申告の方が見積書・請求書作成や給与計算の機能付きなのでおすすめです。
それでも弥生を勧めるメリット4つ
メリット1:圧倒的な安心感と信頼性
やよいの青色申告は、会計ソフトの定番中の定番。
全シリーズの導入実績は350万人以上(2024年9月時点)です。
ここがおすすめポイント
- 長年の実績と信頼性
- 法定要件を完璧に満たしている安心感
- 税理士の利用率が高いため、税理士に依頼する際もスムーズ
- ユーザーが多いため、困りごとの解決情報が見つけやすい
もし操作で困っても、公式サイトのFAQが分かりやすいのも安心ポイント◎
さらに、ネット上には「弥生」に関する情報(解説ブログ、Q&Aサイト)が大量に存在します。
「ググれば解決できる」環境が整っており、初心者でも安心して進められます。
メリット2:コストパフォーマンスの高さ
弥生では、ベーシックプランとセルフプランが、初年度無料で利用できます。
他のクラウド会計ソフトのお試し期間が1ヵ月無料のところばかりの中、1年無料で使えるのは嬉しいところ!
続けて使う場合も、年間1万円~のコストで済むため、コスパは抜群です◎
メリット3:スマート取引取込で仕訳が簡単

地味に感動したのがこの機能。
銀行口座・クレジットカード・レシートアプリなどを連携すると、自動で取引データを読み込んで仕訳してくれるんです。
連携できるデータはこちら
- 銀行やクレジットカード、電子マネーの明細
- Misoca、Airレジなど各種サービスのデータ
- 金融機関明細などのCSVファイル
- 領収書やレシートなどの証憑
仕訳の自動作成には学習機能があるので、使えば使うほど作業が楽チンになります。
入力ミスが減るのはもちろん、作業時間もぐっと短縮できます◎
メリット4:インボイス・電子帳簿保存に対応
2023年に始まったインボイス制度、そして電子帳簿保存法。
「なんだか難しそう…」と感じる方も多いですが、やよいの青色申告なら完全対応済みです。
- インボイス対応
適格請求書発行事業者登録番号の管理や、消費税の集計・申告に完全対応 - 電子帳簿保存法対応
帳簿や書類の電子保存に関する要件を満たしており、紙の書類を保存しなくてもOK!
法律対応って面倒に思えますが、やよいの青色申告オンラインなら自動アップデートで常に最新の状態。
制度改正に振り回される心配がありません。
👉 インボイス・電子帳簿保存の対応について:弥生公式
まとめ:退職後の最初の会計ソフトとしては最適
やよいの青色申告オンラインは、初心者でも使いやすく、サポートも手厚い会計ソフトです。
最初は専門用語や仕訳の多さに戸惑うかもしれませんが、慣れてしまえば確定申告のハードルが一気に下がります✨
こんな方におすすめ
- 会計ソフト選びで失敗したくない方
- 初めて青色申告に挑戦する方
- 最低限の機能で安く利用したい方
- 税理士とのやり取りをスムーズにしたい方
「安心して長く使えるソフトを選びたい」人にとって、やよいの青色申告は最有力候補✨
初年度は無料なので、「合わなければやめればいい」くらいの気持ちでOKです。
- やよいの青色申告 オンライン公式サイト
にアクセス
- アカウントを作成
- 利用プラン(ベーシック or セルフ)を選択
- 事業情報や銀行口座・クレジットカードを連携し、自動取込の設定を行う
すべての機能が1年間無料!






