グンゼの希望退職の内容
📅 このニュースは2025年11月5日に発表されました。
肌着メーカー大手のグンゼは、8月6日付で公表していた「ネクストチャレンジプログラム」に82名が応募したことを明らかにした。
対象となったのは、アパレルカンパニー在籍の満 40 歳以上の社員。
グンゼのアパレル事業は、円安による原材料高騰や物価高による買い控えなどで業績が低迷。
- 国内のインナーウェア製造工場 4拠点の閉鎖
- 国内の物流拠点 2拠点の閉鎖
- アパレル事業の間接部門と営業部門の従業員を対象とした希望退職の実施
これら拠点の集約と人員の適正化を行うことで、事業の立て直しを目指す。
▶︎ グンゼの発表内容を確認する
| 対象者 | アパレルカンパニー在籍の 2026 年1月 20 日時点、満 40 歳以上の社員 |
| 募集人数 | 未定 |
| 応募人数 | 82名 1人当たりの割増退職金は不明 |
| 募集期間 | 2025 年 10 月 10 日から 10 月 24 日(予定) |
| 退職日 | 2026 年1月 20 日(予定) |
| 優遇内容 | ・退職加算金の支給 ・希望者に対する再就職支援の実施 |
グンゼの直近の業績
11月5日付で発表された2026年3月期第2四半期は、売上高652.7億円(前年同期比3.1%減)、営業利益31.86億円(同10.7%減)と減収減益。
連結最終損益は6.5億円の赤字に転落している。
- 減収要因
・電子部品事業の終息
・プラスチックフィルムの需要停滞 - 減益要因
・メディカル事業の固定費増加
・アパレル事業の販売数量減少
なお、通期予想は売上高1,400億円(前期比2.1%増)、営業利益85億円(同7.3%増)の増収増益を見込んでいる。
まとめ:グンゼの希望退職
- アパレル事業の間接部門と営業部門の40歳以上の従業員を対象とした希望退職を実施 → 82名が応募
- アパレル事業の不振により、2026年3月期第2四半期は赤字転落。通期予想は増収増を見込む
- 希望退職の実施とともに、国内 4工場+2物流拠点の順次閉鎖など、事業構造の改革を急ぐ
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グンゼの企業情報
東証プライム上場の大手肌着メーカーで、肌着・インナー及びストッキングなどを主に扱う。
アパレルの他に素材、機能性繊維、電子機能材料、メディカルも成長。
| 企業名 | グンゼ株式会社 |
|---|---|
| 本社所在地 | 大阪府大阪市北区梅田2-5-25 ハービスOSAKA |
| 業種分類 | 繊維製品 |
| 設立年月日 | 1896年8月10日 |
| 市場名 | 東証プライム 【3002】 |
| 従業員数(単独) | 1,401人 |
| 従業員数(連結) | 4,339人 |
| 平均年齢 | 43.5歳 |
| 平均年収 | 6,410千円 |
※企業情報は2025年3月時点の四季報データを掲載しています。




