2024/9/24：カシオ計算機の構造改革　610名の人員削減

カシオ計算機の希望退職の内容

📅 このニュースは2024年9月24日に発表されました。

東証プライム上場の電機メーカー・カシオ計算機は、5月14日付で公表していた人員削減をはじめとする構造改革策について、現時点で610名が退職したことを明らかにした。
内訳は、早期退職者数と自然退職者数の合計が国内約530名、海外約80名となった。
なお、同施策は継続中のため、早期退職者数は増加する可能性がある。

今回の人員削減に伴う特別退職金などの費用として約70億円の特別損失を計上予定。

カシオ計算機での人員削減は、2023年の早期退職者募集以来4度目。

>>カシオ計算機の発表内容を確認する

• グローバルで610名の人員削減（早期退職者数と自然退職者数の合計）
• カシオ計算機での人員削減は、2023年の早期退職者募集以来
  ▶カシオ計算機の過去の人員削減はコチラ

過去の希望退職データ

カシオ計算機はこれまでにも3回希望退職を募集しています。
その時の優遇条件は下記の通り。

• 通常の退職金に特別退職金を加算して支給
• 希望者に対しては再就職支援を行う

この費用の中には再就職支援会社の利用料（50～100万円程度）なども含まれます。
また、年齢やランクなどによる支給額の差もあるため、実際に退職者が手にした割増退職金の額とは違いがある点、注意が必要です。

カシオ計算機の企業情報

カシオ計算機は東証プライム上場の電機メーカー。
主な事業分野は電卓、電子文具、時計などの個人向け情報機器や、システム機器、電子デバイスなどの製造と販売。
近年は電波時計や関数電卓などに強み。

かつては携帯電話、デジタルカメラ、TFT液晶も手がけていたが現在は撤退している。

※企業情報は2025年3月時点の四季報データを掲載しています。